船で穴場に連行される潮干狩りがオススメすぎる件

先日、渡し船に乗って潮干狩りをしてきてしまった!楽しすぎた!

利用したのは林遊船さん https://hayashiyu-sen.amebaownd.com/ 

東西線原木中山駅まで着けばあとは電話連絡で送迎車を出してもらえます。

荷物があってもここまでくれば楽ちん!

江戸川放水路ほとりの林遊船さんの営業所まで着けば乗船の受付をします。名簿に名前等記入して料金を払います。

男性2700円。女性2200円。

ボッチ参加は私だけで他は親子とか大学生っぽい人たちとか仲のよさそうなおじさんグループだとかそんな感じ。

シャベルと熊手の貸し出しがあり、マテ貝用の塩も販売されているので個人で潮干狩りグッズを所持していない人もご安心。

ただ、マテ貝用の塩は1㎏持って行って結果として私一人で半分近く使ってしまったので大目に買うか持っていくことを推奨します。一人二本はあった方が安心かな。

私が行ったときはそんなに潮の引きがよくなかったけどそのぶん参加人数が少なめだったので場所が広々と使えました。

GW中に行く人は早めの予約をした方がよさそう。

穴場には大きなボート?的な船に乗って連れて行ってもらいます。合計15人くらいは乗ったけどもっと乗れると思う。

荷物とか大きなものがあっても船のそばまで軽トラで運んでもらえる。

乗り込むと救命胴着を渡してもらえる。寒い日だったのであったけえ……とほっこりするなど。

江戸川の上をバウンバゥンと進んでいく船!

風をビュンビュン感じて気持ちいいぜ!暑い日ならもっと最高だったろうな。ちょっと寒かった。

川のほとりで潮干狩りをしている人たちの姿が見える。

うーん、風情あるねえ。私はこれからマテ貝とホンビノス狙いだ!君たちはそこでオキシジミと戯れていたまえ!HAHAHA!

しばらく進むと砂地の干潟の上に到着します。

絶対徒歩ではこれないところ。静かだ…

江戸川のほとりと違って牡蠣の貝殻がそこらへんに落ちていて怪我をしそうということもないし、綺麗な砂地だし、まあビーサンでくるのは不安が残るけど(というか管理されている潮干狩り場であっても潮干狩りするのにはビーサンは不向きな気がします。裸足ではいて夢中になって掘っていると靴擦れとかしかねないし……)

ウェーダーはいらないな、ここは。

スタッフのお兄さんたちが大きなクワで地面を切り取ってマテ貝の取り方をレクチャーしてくれるので初心者でも安心。

最初はみんなしてきゃっきゃとしながらお兄さんの掘った穴に塩を入れてはマテ貝をとらせてもらう。

介護バッチリじゃん……ここまでしてもらって取れない人はいないです。

ボウズなし!最高!

クワでサクサク砂地を削っていくと長方形っぽいかたちの穴が出てくるのでそこに塩をかける。にゅっとマテ貝が出てくる。じんわりとつかまえる。楽しい。

ここらへん言葉で説明するより「マテ貝 取り方」とかの動画で見て予習してもらって、現地で改めてレクチャーを受けた方がいいね……

あれは言葉じゃ無理だよ……

しばらく自分でも砂地を小型の草刈り鎌(セリアで売っているのだ!小さなクワのような形状をしていて便利だ)で切り掘っては(切るように掘らないと穴が潰れてしまう)穴を見つけ塩を入れてマテ貝をとる!

を、していると割と頻繁にコロリコロリと丸っこい貝がポップ。

これは……シオフキ貝!!

砂抜きが難しく、イマイチ人気のない貝。いらね、って人がわりといてそこかしこにほっておかれているが私はこれが大好物(アサリよりも好き)なので自分で見つけたやつ以外にもほうってあるやつは見つけ次第いただいてしまう。

砂抜きにはちょっと自信があるんだよね。

マテのやつをひっこぬいては百均で買ったプラスチック製の水切りカゴに放り込んでいく。

これが後々の過ちにつながるとも知らずに……

延々とマテとシオフキを集めていると周りの人が深めのところに浸かっているのに気が付く。潮が引き始めたのでホンビノス狙いにシフトチェンジしたようだ。

私も習ってホンビノスを漁ろうとするが、出てくるのはシオフキとわずかな青柳だけなので諦めて干上がった場所でのマテに戻る。

マテに戻ったところでカゴの中身を確認してよそに移そうとしたわけですよ。

するとね、こう、マテの脚?の部分ってなんかこう C二二 みたいな形で貝殻からびろーんと出てるわけなんですけど、こう網目の部分から地面に接しているせいでしょうね。

その脚を網目の隙間から出して砂に潜ろうとしてたわけですよ。もちろん貝殻が引っ掛かって逃げられないんですけど……

その結果、脚だけ網目越しに地面に潜って行って、その、こう……なんか細長い貝殻がカゴの中で何本も直立してるわけ。

思わず内心で呟いちゃったね。勃起しとるやんけ、と。

ぼっち参加じゃなかったら絶対連れてきた人に「見てくれ勃起してるぞ!」って言ってたよね。

で、さらに別の場所に移すから引きはがそうとするじゃないですか。すると脚の C の部分が他の部分より太いものだからカゴの網目のところに引っかかって取れなくなって……

思わずないものの痛みに思いを馳せてしまったよね。

まさか潮干狩りでこんな気持ちにさせられるとはね……

 

まあ、そんなこんなでマテもシオフキもたっぷり採ってまた船に乗せてもらって帰還です。

林遊船さんの営業所には水場もシャワー室もあるので装備についた砂を流したり、汚れた服を着替えたりもできて至れり尽くせり。

案内される場所も足元がしっかりしていて動きやすい。

マテの取り方の介護も手厚い、と。

天然の貝がとれる潮干狩りをしてみたいけどあまり経験のない方、船にのってみたい方、純粋に沢山取れると嬉しくなってしまう方に是非ともおすすめしたいです。

お子様連れの方もお子様が深いところに勝手に行ってしまわないように気を付けてさえいれば、こけても怪我をしにくい足場なのと、周りを水に囲まれた狭めのスポットで迷子にまずならないことから比較的(江戸川のほとりの徒歩圏内で潮干狩りするよりもはるかに)安全にレジャーが楽しめることと思います。

 

是非、船に乗って潮干狩りにむかってみませんか!?

 

 

タイムライン殺人事件あるいはさようならはなつかさん

 

ここはカッパドキアめいた大都会・岡山。

一人の人間と見まごうばかりの般若が地面に倒れ伏している。名は佐々田端束。いわゆるはなつかさん、という人物だ。

彼女は死んでいる。あまりにも死んでいるのだ。その倒れ伏した辺りは一面、錆びた鉄の水たまりができており、なんということだろう。そう、これはつまるところ、殺人事件なのであった。

 

 

タイムライン殺人事件

 

 

 

「凶器はこの週刊少年ジャンプだね」

 

ものものしく辺りを調べていた【デフォルトネーム・箱】さんがそう告げた。

手にしている血みどろの週刊少年ジャンプはカチコチに凍っていて、大変な硬度を誇る。【デフォルトネーム・箱】さんはさらに告げる。

 

「推定でダイアモンドの五倍は硬い。カッチカチやぞ!ってやつやね」

「カッチカチやぞ、ってやつなのだろうか」

カラフルではないカルボナーラを優雅にすすりながら疑問を呈したのはあめいさんだった。決してすあばさんではないが時にはキャスターマシマシチョモランマであるところのあめいさんだった。

場所は移り変わってここはタイムライン。現世とあの世を繋ぐ神聖なる場所。そこに関係者各位が集まって今回の事件についてああでもないこうでもないと頭を悩ませているのだ。

 

「本当にはなつかさんは死んだのだろうか」

「あのはなつかさんが死ぬとは思えない。きっと第二第三のはなつかさんがいつか」

 

どこからか囁く声が漏れ聞こえる。恐らくワートリクラスタのどなたかであろう。ここからはよく見えないがどうやらあちらにも話は広がっているらしい。

 

「ミステリーときいて、本格ミステリーかどうか判定するために来ました」「私は付き添いです」

 

これはぐるぐるしている二人の人物、ぐるぐるさん達の弁だ。どちらがぐるぐるさんでどちらがぐるぐるさんなのか、あるいはふたりともぐるぐるさんを装ったぐるぐるさんではないものなのか、判別はつかない。ただ、二人でぐるぐるしていた。

 

「なんかはなつかさんって人死んだって」

「はなつかさんって誰だっけ」

「なんかあめいさんのことをちゃん付けできるっていう」

「へえすごいね。惜しい人をなくした」

 

タイムラインのざわめき。はなつかさんのことを知らない人ですらはなつかさんの死を悼んでいる。

 

「この怪文書の中に登場させられても私は【デフォルトネーム・箱】さんをブロックしないし、はなつかさんが死ぬとオルタニキをお迎えできると風のフリースタイルでききました」

 

フレポガチャをぐゎんぐゎん回しながらあさぎさんは主張した。槍ニキの宝具凸を目指している途中にアンリマユが出るという快挙を成し遂げたし、エドモンだってやってくるぞ。

 

「では僭越ながら私が探偵役をします。整理しましょう。被害者はなつかさんは頭部を凍ったジャンプで殴られて死亡しました。このように」

 

【デフォルトネーム・箱】さんは手元の凍ったリスを手近な鳥類の頭部に叩きつけた。死んだ鳥類を手早くチチタプにしながらなおも続ける。

 

「そして死亡した場所は岡山です。ここに存在する者で岡山にいるのはあめいさんと、そして私のことを拙僧の筋肉が紡ぎだすメロディの人扱いした人、この二人しかいません。故にあめいさんが犯人です。私のことを拙僧の筋肉が紡ぎだすメロディの人扱いする人は私のことを拙僧の筋肉が紡ぎだすメロディの人扱いはしますが流石にはなつかさんを殺しはしないでしょう」

 

【デフォルトネーム・箱】さんを拙僧の筋肉が紡ぎだすメロディの人扱いする人はおろおろしている。リプライに困っているのだ。仕方なくヌートリアの絵を投稿した。

 

「犯人のあめいめ!これ以上カラフルな料理をつくることをお天道さまが許しても、この、【デフォルトネーム・箱】は許さないぞ!」

 

【デフォルトネーム・箱】さんは手元の凍ったリスを狂ったように振り回しながらあめいさんに詰め寄った。あめいさんはへぇー、って顔でRTをして「ヤチョウさんを殺した悪い【デフォルトネーム・箱】がいる」とツイートした。

 

「いや、犯人はあめいさんではないでしょ」

 

眼鏡をかけた生卵が口を利いた。中川さんだ。

 

「知ってる」

 

なんとあめいさんは知っていた。

 

「では僭越ながら私が探偵役をしましょう」

 

映画に登場する犬の安否を気にかけながら鮫のB級映画を観ながら月見バーガーになりながら十月さんが申し出た。

 

「まず、ここが誰のタイムラインなのかという点について。私ははなつかさんの名前は存じているけれど面識はない。故に私のタイムラインではありません」

「なるほど、そうやって容疑者を絞り込める!十月サンサスガエライステキ!」

 

十月さん信者の駅さんがなにやらヌルヌルした食べ物を啜りながら大絶賛した。

 

「そして本当に岡山にいたのが本当に【デフォルトネーム・箱】さんの挙げた二人だけなのか、という点について。【デフォルトネーム・箱】さん、貴方は事件当時どこに今居ましたか」

「私はずっと東京にいたのではなつかさんを殺すことは出来ないぞ!」

「それはどうでしょう」

 

十月さんは手早く手元の端末を操作し、【デフォルトネーム・箱】さんのホーム画面を開く。

 

「現在地を確認しましょう……ほら」

 

滋賀ではないところ。そう、そこには確かに滋賀ではないところ、と書かれていた。

 

「つまり【デフォルトネーム・箱】さんは滋賀ではないところならばどこにでも存在できるのです。例え岡山であろうとも!」

 

ぐぬぬ、と唸りながら【デフォルトネーム・箱】さんは逮捕された。後ほど明らかになったことだが動機は「みんながビックリするかと思って」とのことだった。箱さんはそういうことするよな、とy作さんが呟いた。一週間がたった。新しい週刊少年ジャンプの日にははなつかさんはまた蘇り、そして死んでいた。週刊少年ジャンプの発売ごとに生を死を繰り返す生き物だったのだ。ヤチョウさんもなんか元気に駆けまわっていた。【デフォルトネーム・箱】さんは脱獄した。独房の中央部分に琵琶湖の形の水たまりが出来ていた。独房内部を滋賀に見立てることでスキル【エスケープ・フロム・滋賀】を発動させて逃げたのだ。【デフォルトネーム・箱】さんが野に解き放たれてしまった以上、もう安心はできない。君のTLに第二、第三の【デフォルトネーム・箱】さんが現れる日も遠くはないだろう。この事件のあらましを観察していたケタ氏はこう評した。

 

「君の銀の庭みが全くないと言い切れないでもないでもない事件だったね」

 

と。

ぬるぬるするぬるぬる

 ぬるぬるが有害なものとされていた4500年間もの間、人類はぬるぬるを殺し続けてきました。ぬるぬるはたいそうぬるぬるするのでぬるぬるさせたくない立場として地球上生命体の代表である人類はぬるぬるを殺すしかありませんでした。ぬるぬるにぬるぬるさせないように話し合いで解決するという案もあるにはあったのですがぬるぬるはぬるぬるするしかないのでぬるぬるをぬるぬるさせなく共存させることは不可能でした。やや野蛮ともとれる方法ですがやはり我々はぬるぬるを殺すしかなかったのでしょう。ぬるぬるはどこからともなくぬるぬるとしどこからともなく殺されていくのを4500年間続けてきました。
 あるときにぬるぬるにはもしかすると健康効果があるのではという学術的な論文が掲載されました。これは人類とぬるぬるに大きなセンセーショナルを与え結果ぬるぬる全てを殺すのはいかがなものかという風潮に至らしめました。ぬるぬるは相変わらずぬるぬるしていましたがきっと驚いたはずですね。そのころからぬるぬるはあまりぬるぬるしなくなったという意見もあるくらいなのでやはり驚いたのでしょう。
 ぬるぬるは適度に殺されたり生かされたりほっておかれたりみそ汁の具にされたりしながらぬるぬるしました。ぬるぬるのそんな態度を「究極の進化」と提唱する宗教もないではありませんでした。ぬるぬるを集めては人類はお祈りをささげてどこからともなくお金が集まるシステムは大変に画期的でした。ですがあんまり派手にお金を集めすぎたのでぬるぬるを崇めるのは禁止にされてしまいました。それでもぬるぬるはぬるぬるしていました。
 実のところぬるぬるはぬるぬるしてはいないのです。でもぬるぬるはぬるぬるなのものでぬるぬるしているのはぬるぬるだとそう考えられていたのです。でも実は違うのです。きいてください。ぬるぬるはぬるぬるなどしてはいないのです。本当なんです。ぬるぬるしていないぬるぬるをぬるぬるしていると思わないでください。全ての殺されてきたぬるぬるに誓って申し上げます。ぬるぬるをぬるぬるとして認識すればぬるぬるがぬるぬるするとは誰も思わないでしょう。ぬるぬるはぬるぬるしないのです。

安全な惑星

惑星というものは大体において危険なものだ。

まず、かなりの大きさと質量があるのが通例なので投げて相手にぶつかると大変痛い。
ポケットモンスターのちきゅうなげ、などがいい例だ。
対人戦でなんと固定ダメージ50を与えるのだ。
こんなに恐ろしい技は他にはないだろう。

そして、惑星にはシャチが住んでいることがままある。
シャチ、学名: Orcinus orca は大変危険な生物である。
好物のクジラの舌の部分のためだけにクジラを襲う。
しかも海洋の食物連鎖の最上位にいるのでその身に累積された水銀の濃度には恐ろしいものがある。
そして華麗にジャンプをする。
そんな危険な生き物が住んでいるのが惑星なのだ。

惑星のひとつに木星がある。
木星は恒星のなりそこないだ。
そんな恒星の代表例たる太陽は表面温度5510℃などというとんでもない物体だ。
なりそこないであるにしろ木星、ひいては惑星がいかに危険かお分かり頂けるであろう。

さらにいうなれば惑星は値段がつけられない。
値段がつけられないものは道具屋のおやじが買い取ってくれないので道具欄をひとつ、圧迫してしまうのだ。
それにより、惑星を入手しない方法でのゲームクリア方が確立されているほどだ。

だが待ってほしい。そんな惑星の中でも安全な惑星があるとしたら?
たとえば子供が間違って飲み込まない程度の大きさを保持しながらも、如何なるポケモンに投げられてもダメージを負わせることもなく、シャチの住まない、ほどほどな温度の惑星が?
この世に存在するというのか???

…私は、その答えを知るものがどうやらこの世に存在するという情報を先ほど手に入れてこれを執筆している次第である。
ただ残念なことに、そのものはどうやら惑星に住んでいるらしく、その惑星が安全な惑星である可能性は極めて低いのである!
嗚呼!

 

「さよならすあばさん」すあばさん夢小説あるいはスーパー内輪向け私小説

それは雨降る夜かもしれなかったし、日光が燦々と降り注ぐお昼休みだったかもしれない。

それは特に記述がなかったのでよくはわからない。

ただ、私が歩いていたことは確かで、その視界にひとつの黒い影を認めたのもやはり確かなことであった。

古ぼけた駄菓子屋さん(妙にこの記録だけ具体性があった、それはたしかに埃っぽい、田舎臭い、三千年間このまんまでしたみたいな顔をした駄菓子屋なのだった)の脇の小道からそれは姿を現したのだ。

 

すあばさん。

 

身長20m、脚は六本、体色は黒檀よりも悪魔よりも黒い黒。好きなキャラを足からバリバリ食べる生物。それが「すあばさん」。決してあめいさんでもなければ尚の事キャスターマシマシチョモランマであろうはずもない。まごうことなき程にすあばさん。

すあばさんは食事中だった。バリバリ音が鳴っているのですぐに分かる。食べられている生き物の腰から上がすあばさんの大きな口からはみ出ている。あれはアルジュナだ。アルジュナが食われていた。食べられているのはアルジュナだった。カレーだと信じたいがどうしようもないほどにアルジュナだった。

どうしよう、身体に震えが走る。今の私は鏡を所持していない。もし私の姿がすあばさんの好きなキャラであったなら大事だ。次に食べられるのは私だ。私に違いないのだ。急いでなんとかせねばなるまい。

私は手早く手元の端末を操作してFate/GrandOrderを起動させる。そしてガチャ画面に移行。頼む、なにか良い英霊出てくれ。スタースクリームとかそういうのじゃないやつ来てくれ、頼む。

単発でガチャを回した。私は天草四郎となった。

「キャーやめて!」

頭からバリバリ食われた。すあばさんは天草四郎が好きだから食べたのかそれとも好きでもなんでもないから足からは食べなかったのだろうか。そんなことを考えながら私は死んだ。

さようならすあばさん。

 

 

食べログ文学大好き男に「どのレビューが好き?」 と訊ねられたとき、ジュリアス・スージーおっかけクソ腐女子はどう答えたらいいの?

あ、まず前提として、貴女が食べログ文学大好き男を夢中にさせることが、はたして貴女を幸福にするかどうか、それはまた別問題だけれど。
とはいえ、食べログ文学大好き男たちは玉石混交ながら、アルファツイッタラー系の超ふぁぼい男なども多く、したがって、釣り師たる腐女子たちにとっては、なかなかあなどれない釣り場です。


では、食べログ大好き男に「どレビューが好き?」と訊ねられたとき、貴女は、どう答えれば理想的でしょう?
まず最初に、その男がCoCo壱番屋のようなタイプのカレーライスとあとはハンバーグ、そして(食べ歩きするほどではないけれど)ラーメンが大好きな、そんなタイプの場合は、貴女はかれの目を見て、微笑みとともに質問など無視して、こう言いましょう、「わたしが、二郎についてってあげる♪」
これこそまさに必殺の答えです。
そこで食べログ大好き男が、えへへ、とやにさがったならば、貴女は、ひそかに、「昇天ペガサス盛りパンケーキ」あたりでひそかに胃袋を拡張しておきましょう。
これで成功まちがいなしです。


しかし、ここでは、もう少しハイブロウな(?)いわゆる食べログ文学好きの男の、落とし方をお伝えしましょう。
この場合、貴女は、こう答えましょう、
「わたしは、ジュリアス・スージーの銀座のグルガオンのレビュー『インド料理大好き男に「どこの店が好き?」と訊ねられたとき、女はどう答えたらいいの?』(http://tabelog.com/tokyo/A1302/A130201/13038504/dtlrvwlst/3562174/)が好き。スマホでよく読むの、薀蓄はいつも長いし、謎のアドバイス罪も、大好き♪」
もしも貴女がそう答えたならば、その瞬間、食べログ文学大好き男の目はきらりと輝き、かれの貴女への恋心は、20%増量になるでしょう。


なぜって、ジュリアス・スージーの銀座グルガオンレビュー『インド料理大好き男に「どこの店が好き?」と訊ねられたとき、女はどう答えたらいいの?』は、ちょっぴりお洒落な謎の文体で、紹介したツイートはRTされた先で「一段落しか読めない」「三行しか読んでない」と評判で、完読率は低いながらも、そこがまたちょっぴりヨーロッパの気さくなレビューみたいなふんいきをかもしだしていて。
しかもジュリアス・スージーがレビュー内でご高説いただいている内容は、日本のインド料理のレビュースタンダードを、質高くふるまっていて、なおかつ、チーズクルチャを売りこんだ功績もあって。
したがってジュリアス・スージーの銀座グルガオンレビュー『インド料理大好き男に「どこの店が好き?」と訊ねられたとき、女はどう答えたらいいの?』こそは、本来なんの接点もないまったく縁もゆかりもない別々の世界に生きている、ファービー萌えのトンチキ系腐女子と、玉もあれば石も混じっている、そんな食べログ文学大好き男たちが、この世界で唯一(いいえ、ガンギマリ系レビュー「妖精たちの棲むところ。」(http://tabelog.com/tokyo/A1306/A130602/13013010/dtlrvwlst/3481432/)と、料理人リスペクティブ名作レビュー「ウルミラさん物語。」(http://tabelog.com/tokyo/A1312/A131204/13009589/dtlrvwlst/2283242/)と並んで唯三)遭遇しうる場所です。


では、参考までに、危険な回答を挙げておきましょう。
食べログ文学大好き男に「どのレビューが好き?」と訊ねられたとき、貴女がこう答えたとしましょう、
「スチームロコモティブ有楽町店のレビュー『鉄道カフェでぼくがおもいだすこと。』(http://tabelog.com/tokyo/A1301/A130102/13128908/)が好き♪週3回は、これを読み返すの。」
その瞬間、食べログ文学大好き男の貴女への恋心は消えます、
なるほどスチームロコモティブ有楽町店のレビュー「鉄道カフェでぼくがおもいだすこと。」は、ジュリアス・スージーらしい文面のレビュー、料理部分は平凡ながら、ま、あまりに少ない情報量にまとめてあるものの、しかし、「頭のなかに笑い声のSEを響かせながら、この話を読んで欲しい。」とかなんとか「准教授」なる人物を笑いのタネにし、食べログ文学についての謬見を撒き散らした罪がありますから、食べログ文学大好き男にとっては天敵なんです。
また、もしも貴女が「ラーメンレビューが大好き♪ あたし行きつけの二郎系が、都内に7軒あるよ♪」
と答えたとしても、同様の効果をもたらすでしょう、
なぜって、ラーメン屋レビューは、多くのラーメン中毒者には必要なレビューなものの、しかし二郎系年代そうそうから、いやはやなんともな写真をやたら記載する方向に転落し、いまや、あの汚い写真では、食べものの魅力に遥かに及びません。


またもしもたとえあなたがインド料理レビューが大好きで、
「わたし、表参道のシターラ『女王陛下に捧げるタンドリー・チキン』(http://tabelog.com/tokyo/A1306/A130602/13009705/dtlrvwlst/2173756/)が好き、タンドール鍋の薀蓄もいいけど、最高に好きなのは他所の店のブラジル産キロ400円の安物ブロイラーdis♪ 内装の褒めっぷりも、料理自体の言及もすっごく質が高いの。」
と、答えたとしたらどうでしょう?
なるほど、貴女の趣味は高く、たしかに「女王陛下に捧げるタンドリー・チキン」は、内容が chick であるのみならず、料理も最高においしいんですけれど、しかし、貴女の答えを聞いて、食べログ文学大好き男はきっとおもうでしょう、
(なんだよ、お高くとまった女だな、カネかかりそう)って。


貴女が、食べログ文学が大好きで、名レビューの名を挙げるにしても、
たとえば、うたプリ夢小説「カミュ、ここにあなたの天国があるの。。」(http://tabelog.com/saitama/A1107/A110704/11000617/)ならば安心でしょう、
なぜならば、食べログ夢小説は、ふつうの夢勢にも食べログマニアにもともに愛されるめずらしいレビューで、貴女がその名前を挙げても必ずしも、あなたがジュリおた宣言をしているとは受け取られないでしょう。
しかし、たとえば、小川町駅が誇る超絶炊き込みごはん壺焼きビリヤーニの名店、小川町シャヒ・ダワットレビュー「超絶ビリヤーニを作る、壺の魔術師。」(http://tabelog.com/saitama/A1107/A110704/11000617/)にせよ、
ヴェジタリアン料理でありながらすばらしくおいしい
御徒町ヴェジ・ハーブ・サーガ「本店は北インド料理専門店、おいしいですよ。」(http://tabelog.com/tokyo/A1313/A131305/13009587/dtlrvwlst/3153551/)にせよ、
フェミニンなビリヤニと西インド家庭料理が素敵においしい
西葛西レカ「レカ・ファンは臨時休業に、ご注意を。」(http://tabelog.com/tokyo/A1313/A131305/13152763/dtlrvwlst/5003560/)にせよ、
南インドミールスがおいしいスパイス・マジック・カルカッタ西葛西南口店「初笑い・ミールス指南。」(http://tabelog.com/rvwr/000436613/rvwdtl/2131433/)にせよ、
武蔵新田南印度ダイニング ポンディバワン「おいしい南インド料理を食べるとぼくは、かわいいスウェニィをおもいだす。」(http://tabelog.com/tokyo/A1317/A131716/13105113/dtlrvwlst/2715877/)にせよ、
ネパール料理の最高峰サンサール、小岩本店、はたまた新宿3丁目店(前述のウルミラさん物語)にせよ、
そういうレビューの名前をいきなり挙げるのは、ちょっぴり微妙。
ましてや貴女が、「東京駅近くのサイアムヘリテイジ東京「美女たちよ、自分の株価を上げよ。」(http://tabelog.com/tokyo/A1302/A130201/13038504/dtlrvwlst/3562174/)が大好き♪ わたしの目の前の席にノーバディがいるよ♪」
と答えたならば、どうでしょう?
これはかなり博打な答え方で、
なるほど、サイアムヘリテイジ東京は、東京駅前徒歩二分の眺めのいいビル内のタイ料理の超絶名店ゆえ、
あなたがそう答えた瞬間、食べログ文学大好き男がいきなり超笑顔になって、鼻の下がだら~んと伸びちゃう可能性もあるにはありますが、
しかし、逆に、(なんだよ、この女、ジュリアスおたくかよ)とおもわれて、どん引きされる可能性もまた大です、
なぜって、必ずしも食べログ文学大好き男がジュリアスレビュー大好き女を好きになるとは、限らないですから。
しかも、この答えには、もうひとつ問題があって、男たちは、女を導き高みへ引き上げてあげることが大好きゆえ、もしも貴女が、「株価を上げるのが大好き♪」なんて言ってしまうと、
そこにはもはや、男が貴女を食べログ教育する余地がまったく残されていません、
したがって貴女のその答えは、食べログ文学大好き男の貴女への夢を潰してしまうことに他なりません。


ま、ざっとそんな感じです、貴女の目には男たちはバカでスケベで鈍感に見えるでしょうが、しかし、ああ見せて、男は男で繊細で、傷つきやすく、レビューに夢を持っています、
貴女の答え方ひとつで、男の貴女への夢は大きくふくらみもすれば、一瞬で、しぼんでしまいもするでしょう。


では、スキットを繰り返しましょう。


「わたしは、『インド料理大好き男に「どこの店が好き?」と訊ねられたとき、女はどう答えたらいいの?』が好き♪
スマホでよく読むの、薀蓄はいつも長いし、
謎のアドバイス罪も、大好き♪」
そして、その瞬間、食べログ文学大好き男の目がらんらんと輝いたなら、貴女はこう重ねましょう、
「それからね、いま、わたしが体験したいレビューは、
恵比寿のレストランアラジン『ふたりの24歳。』(http://tabelog.com/rvwr/000436613/rvwdtl/2290343/)、素敵なお店って噂を聞いたから。
あなたのお暇なときがあったら、わたしをアラジンへ連れてって♪」
これでもう完璧です。


そうなったらこっちのもの、
ジュ会の日には、アイメイクをばっちり決めて、
推しキャラの缶バッチをつけて、
無限収集・ラバスト付きスマホか、痛バックを持ってゆきましょう。
その日から、食べログ文学大好き男は貴女の虜になるでしょう。
では、釣り師としての貴女の、愛の幸運と幸福をお祈りします!

 

これから来る「毎週月曜深夜のおそ松さんの燃料投下がない時代」を松大好き腐女子はどう過ごせばいいの?

結論からいいます。

フリースタイルダンジョンを観てください。

それで全ては解決します。以上です。

 

 

少し乱暴だったので以下、補足説明となります。

フリースタイルダンジョンという番組があります。

この番組はほぼおそ松さんといって過言ではない番組です。

これを観ることにより、世の松大好き腐女子の松ロスによる不穏状態を防ぎ、精神の安定を保つことが出来るって寸法です。

めでたしめでたし。

 

 

 

もう少し詳しく説明しましょう。

フリースタイルダンジョンはほとんどおそ松さんです。

一人の挑戦者が五人のモンスターにフリースタイルバトルを挑んで勝ったら賞金がもらえるという番組構成になっているフリースタイルダンジョン。

一人の挑戦者と五人のモンスター……この人数、見覚えがありませんか!?あるでしょ!!

そう、六つ子というのは五人の仲間ではなく、五人の敵がいるということ!

つまりフリースタイルダンジョンは実質松です。

 

この五人のモンスターなのですが、ラスボスとその四天王みたいな風情です。

このラスボスがすごいです。

まずグラサンをかけている。

常にバスローブである。

片手にはなにやらアルコール類とおぼしき液体の入ったグラスを所持。

フリースタイルバトル時以外常に通訳がついているので日常会話はよほど難解な言語を使用していると察せられる。

私の言いたいことはこのフォントカラーから察してくれ!

つまりフリースタイルダンジョンは実質松です。

 

 

#16~18に登場する挑戦者、DOTAMA氏。

眼鏡にスーツ姿というラッパーとしては異様な姿で現れて、謙虚に行くとかいいつついざバトルが始まると放送禁止用語のオンパレードで相手をdisりまくる。すごいぞ!かっこいいぞ!

そのDOTAMA氏の曲をちょっと聴いていただきたい。

www.youtube.com

私の言いたいことはこのフォントカラーから察してくれ!!

つまりフリースタイルダンジョンは実質松です。

 

フリースタイルダンジョンでは登場するモンスターが闘いの中で強くなっていくのが感じられ(特にT-PABLOW)、その進化していく様に私たちは胸を打たれたり胸を打たれたりするのです!

覚えはありませんか!?

作中のキャラが進化していく様子が感じられるあのアニメを!

つまりフリースタイルダンジョンは実質松です。

 

松の側からも少し考えてみましょう。

 

全力バタンキューのジャケ絵の四男のファッション思い出してください。

どう見てもラッパーです。

つまり松は実質フリースタイルダンジョンです。

 

ドラ松一巻ですが、長男と四男がお互いに占い師、被占い師をターンで交代して舌戦を繰り広げるという内容でした。

これはほとんどフリースタイルバトルといって過言ではありません。

つまり松は実質フリースタイルダンジョンです。

 

松の、過去の内容からいろんな要素を引用して持ってくるスタイル、これはリリックのサンプリングと同じです。

つまり松は実質フリースタイルダンジョンです。

 

そしてなにより松もフリースタイルダンジョンも昨年の秋に始まった番組で、松は月曜深夜、フリースタイルダンジョンは火曜日深夜の放映で、つまり松を観るつもりでうっかり24時間寝過ごしてフリースタイルダンジョンを観てしまったおそ松さん大好き腐女子が大勢いることは想像に難くないのです!!!

 

 

 

とかまあくっちゃべったけど、もう、松が終わる日が来てしまうのはしょうがないし、松というすっげえ面白いアニメに出会ってしまって半年間、心の中を土足で荒らされまくってしまった人間がそれに耐え難さを感じるのもしょうがないよね。

でも、松が終わるって嘆いてみせたって私達ごと松と終わるなんてこともなく、人生っていうダンジョンはまだ続くわけで、喪失感抱えながら過ごすしか無いけどさ。

でも、これから生きてたら何度となく「あっこれ松のあれっぽいな」「こんなところに松みを感じる」なんてことこのさきいっぱいあるよきっと。

その度に心の中を土足で駆け抜けて荒らされていった半年間のことを鮮明に思い起こすようになるよきっと。

松が終わってもどうせ生きてくんだから、松が大切ならそういうフックになるようなものを探しておくのもいいかもしれないよ。

そういうのに私はフリースタイルダンジョンをオススメするよ。

あとブラザーズコンフリクト。

 

以上です。

 

内容とは関係ないけどめちゃくちゃ面白い食べログレビューがあるのでここまで読んでしまったらついでにこれも読んでください。

http://tabelog.com/tokyo/A1301/A130101/13002457/dtlrvwlst/3464106/